IT業界の魅力とはどんなものでしょうか。
まず、ITと他の業界で大きく違うと思われる要素として「技術系の仕事か営業系の仕事か」といったものがあります。
IT業界でも当然営業はあるのですが、募集広告等を見てみても、たいていの場合募集されているのはエンジニアです。
交渉事ではなく技術面での仕事がメインである、ということなのでしょう。_
ほとんどの企業で大変重視されるにも関わらず、営業というのはやや特殊な仕事であると、個人的にですが思います。
企業を背負って企業の利益のために動く印象がありますが、よくよく考えると不思議なところで、ほとんどの場合交渉というのは失敗するものです。
営業をやっている親戚から聞いた話では「せんみつ」という言葉があって、要は1000回の営業のうちトントンとまとまるのは3つ位だという意味なのだそうです。
もちろん、これは営業業界(?)の中での平均的な話で、多い人はもっと調子よく商談をまとめるのだとは思いますが、私のような小心者は「果たして自身の行動は社会のためになっているのだろうか」と不安になってしまうと思います。_
その点、IT業界のエンジニアという仕事はモノづくりの一端を担う仕事であるため、世界に対し新しいモノを提供する、なにかしらのプラスを確実に得られる仕事であると言えます。当然それにあたって考えなければならないことは多いですが、それはどんな仕事をするにせよ同じです。自分がどのように社会貢献したいかこそをまず考えるべきなのでしょう。